名作に登場する空也
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空也のお菓子は、画家や文豪、梨園や落語家の方々にご贔屓いただいてきました。
その中でも広く知られているのが、当店の代名詞でもある「空也最中」。
創業当時の「空也最中」は、今日のように焦がし皮ではなかったそうですが、初代が友人である九代目団十郎を訪問したときに、火鉢で一寸焦がしてすすめられた最中が香ばしく美味しかったことから、以降は皮を焦がして最中を売り出したと申します。
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また、夏目漱石が好んだ「空也餅」は、餅米でくるんだお菓子。
そのほか、餡をカステラ生地で挟んだ「空也双紙」や練切や羊羹、求肥など、季節の生菓子を常時6種類ご用意しています。
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白い魔魚
船橋 聖一
それから竜子は、カバンの中のお土産を出した。父のためには山本山の焼海苔。母にも空也のもなか。
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吾輩は猫である
夏目 漱石
「えゝ其缺けた所に空也餅がくっ付いて居ましてね」
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匂ひ菫
林 芙美子
女の部屋とも思はれぬほどこざっぱりした装飾のない部屋だった。女中が空也の最中を運んできた。熱い茶を入れ最中をたべた。

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空也餅
空也双紙
梅
黄味瓢
松
水羊羹
錦玉
翡翠
栗羊羹
羊羹
蕎麦まんじゅう
薯蕷まんじゅう
草求肥
伽藍餅
胡麻求肥
けし餅
うぐいす
桜餅
浮島
葛まんじゅう
栗茶巾
しぐれ
